

これから勉強しようと思っている方
「樹木の素材はどこで手に入るのだろう」
「海外サイトで見るようなパースが描きたいなぁ」
「緑の合成は苦手だなぁ・・・」
そんなことを考えている方に向けた記事になります
今回ご紹介する内容は
前回の人物データに引き続き、今回は樹木や低木の素材データをダウンロードできるサイトをまとめてみます。
CPUの向上で綺麗な画が早くレンダリングできるようになりましたが、まだまだ樹木についてはレタッチに頼らなければならないと思います。
今回の記事では、レタッチ時の注意点やテクニックを含め解説していきます。
人物同様、素材データの質は建築パースの出来に直結してくるので
有料のもの含め、高品質な素材を探してレタッチするようにしましょう。
建築パースレタッチ用素材配布サイトをご紹介
sozaiya.com

人物素材「NO-N-NO」さんの無料素材サイト。
切り抜き樹木だけでなく、前景・後景、低木や花など多種にわたる切り抜き素材がダウンロードできます。
国内の切り抜き素材では無双状態ですね。
sozaiya.com
● 会員登録:不必要
● 無料素材あり
● 有料素材は単体・DVD販売
● フォーマット:PSD、PNG
古川建築設計

有料素材でクオリティ重視なら間違いなくこちらの素材でしょう。
無料で利用できるデータが多くなってきてるのでなかなか厳しめな価格設定かもしれませんが、それだけの価値ある素材です。
古川建築設計
● 会員登録:不必要
● 無料素材はサンプルとしてあり
● 有料素材はDVD販売
● フォーマット:PSD、jpg
MRCUTOUT.COM

人物の記事でも紹介したMRCUTOUT.comさんでも樹木データが無料でダウンロードできます。
人に比べてデータ量が大きいので、2.5MB/dayの制限の中で利用するのは厳しそう。
どうしてもここでしか見つからない樹種のものがある場合に使うのがよいかもしれません。
MRCUTOUT.COM
● 会員登録:必要
● 無料素材は1日2.5MBまで
● 15ドル/月〜から
● フォーマット:png
Forester for Cinema4D

少しタイプが異なりますが、手続き型で編集可能な樹木モデル作成プラグイン。
「この樹種でこんな形のを!」とごく稀に要求されることがあるので、そのために購入しましたが未だその機会が訪れず・・・
簡単に風の影響をうけたゆらめきをアニメートできる機能は好印象。
建築はカメラアニメーションだけになりがちですが、使い所が結構あると思います。
利用し始めたら記事で紹介いたします。
3D QUAKERS
● Forester for Cinema4D 43,927円 Exxpansion Pack1・2 それぞれ13,429円
● Cinema4D R18〜
レタッチ事例を元に使用の仕方を解説
これまで紹介したサイトの無料素材を用いて樹木・植栽をレタッチして建築パースを仕上げていきたいと思います。
モデル作成とベースレンダリング


Point!
ベースのパースレタッチ

アンビエントオクルージョンの追加や色域の調整を行いました。
手前の芝がどうしても納得いかなかったので3Dモデルで再度レンダリングしました。
こちらの画像をベースに緑素材の合成を行なっています。すいません、ここからがスタートです。
芝面・草

こちらの2点の画像を無料写真素材「Pexels」から拝借しました。赤丸部分を利用して合成します。

左側、勾配のある地面は元の写真の輪郭をソフト円の消しゴムツールで消して、通常モードで乗せています。
右側はあぜ道のような表現を意図して右側同様輪郭を消して、こちらはハードライトで乗せています。
両方ともに彩度や色を調整してなじませていきます。

樹木・低木の追加

樹木はsozaiya.comより
「T2_090_タケ_Bamboo」「T1_131_シマトネリコ_buttonball tree」
低木はMRCUTOUT.comより
「wild-grass」「bush-other-vegetation」「wild-grass-pennisetum」
を利用しています。樹木の影の描き方は割愛します。

Point!
背景の合成

背景はsozaiya.comより 「H1037」「H1034」「P0054」を森感をイメージして利用しています。
それぞれ色彩をだいぶおさえています。

人物の合成と仕上げ
道が合成で出来ましたのでそこに配置していきます。
人物の合成の仕方についてはこちらの記事で紹介しています。おじいさんはMRCUTOUT.comより

Point!
今回のまとめ
▼その他のレタッチテクニックはこちらの記事にて▼
>> [必見] 建築パースの描き方・レッタッチテクニックまとめ [徹底解説]