建築パースに利用できる人物とレタッチテクニック |

建築パース制作は質の高いCGを提供するモデルノへ

3D Architect Rendering Farm 建築パース制作

建築パースに利用できる人物とレタッチテクニック

415 views
約6分
建築パースに利用できる人物とレタッチテクニック
ひと
建築パースにどうやって人物レタッチしているんだろう
人物データを合成したいけどそもそも素材がない

「質のいい人物データないかなぁ」
「なんかかっこよくまとまらない」
「どうしても不自然になってしまうんだよな・・・」

そんな方に向けた記事になります

今回ご紹介する内容は

[建築パース素材 切り抜き人物レタッチ編] 
建築パース制作に利用できる人物データとレッタッチテクニック
読書さんへのメッセージ

建築パースのリアリティやスケール感の理解を高める為に、人物の合成表現は欠かせませんね。
賑やかさも表現できますし雰囲気が演出できます。

人物の写真素材自体は有料サイトから購入したり自分たちで撮影したものを切り抜いて利用するのですが、
実際にどこで素材を入手するのか。どうやって建築パースに合成していくのかを、「ちょっとしたレタッチテクニック」を含め解説していこうと思います。

人物写真自体の質は、建築パースの出来に直結してくるので
有料のもの含め、高品質な素材を探してレタッチするようにしましょう。

建築パースレタッチ用素材配布サイトをご紹介

素材の種類には大きく分けて、日本人かそれ以外かの2種類になります。

「NO-N-NO」 人物切り抜き素材ダウンロード

site

日本人の切り抜き人物素材ならこちらの一択でしょう。いつもお世話になっております。
質・量ともにピカイチで、人物だけでなく樹木やテクスチャの無料素材もあります。建築パース制作・レッタッチには欠かせないサイトかと思います。

また、少しなのですが人物の無料素材もありますね。
https://no-n-no.com/?category_id=5b631d3c5496ff1da8002485

MR CUTOUT.COM

site

外国人の場合は2択になると思います。
まずはこちらのサイト。1日あたり2.5MB上限ですが、無料でも切り抜き素材をダウンロードできます。
有料会員になると、月15ドルで70枚まで利用できます。トータルでは一番のおすすめです。抽象的な雰囲気の建築パースに仕上げたい場合はこちらを利用するとよいでしょう。

「VIZ PEOPLE」

次にこちら。人物だけでなく、モデルデータやテクスチャもクオリティが高く、建築パースのクオリティアップに繋がることでしょう。
多数のモデル素材というのではなく、数人の人物のアングル違い(背後からや上から等)が収納されたシリーズもの販売です。
無料データもあるのでチェックしてみましょう。
https://www.viz-people.com/free-stuff/

レタッチ用人物素材の選びかた

それでは実際に人物写真をレタッチする解説を行います。
合成元の建築パースとして1戸建住宅の外観を用意しました。

まず最初に、
どのような人物を挿入するか考える
ことから始めます。建築パースにもストーリが大事です。

候補としては
1. 玄関から出て外出しようとしている家族をレタッチ
2. 車に乗ろうとしている家族をレタッチ
3. 家の外で遊んでいる家族をレタッチ
4. 家に帰ろうとしている家族をレタッチ

ぐらいが思い浮かびますね。どれがよいと思いますか?

・・・・・・・・
絶対とは言いませんが、この場合多くは4番の「家に帰ろうとしている家族」を選ぶとよい結果が得られます。

その理由は・・・・・・・・・・後ろ姿であるためです。

建築パースはあくまでもイメージ図。写真ではありません。その建築パースに人の写真が顔つき(正面向き)で合成されているとリアリティのバランスが悪くなってしまいます。

ですので、後ろ姿程度の抽象性がちょうどよいのです。
ためしにいままで作成したことのあるパースで人物を後ろ姿多めにしてみてください。
以前よりもしっくりしてくると思います。

次に、どんな状態の写真がよいのか を解説します。

今度は人物写真の足元に注目してください。

その写真自体にパースがかかっているものですと、うまく合成するのはそもそも難しいです。
具体的に選んではいけないものの例を見てみましょう。

この画像に描かれた赤ラインに注目してください。パースがかかっている写真はこのラインの角度が大きい傾向があります。(歩行中等の足をあげた状態のものは除きます)ですので避けた方がよいです。

逆に下の画像のように
描かれたラインの角度がゆるやかなものを選ぶと、合成がうまくいく場合が多いです。

ちなみに先ほど紹介した「MR CUTOUT.COM」についてはこのあたりでの問題が少ないので利用がしやすいです。

パース上ではどのくらいの大きさなの

建築パースを作成する上で、縮尺を合わせて実寸を反映した形で形状を作成しているかと思います。
当然ですが、人の一般的な大きさからかけ離れてしまうととても不自然なレタッチになるので注意が必要です。

慣れてしまえば感覚的に合成できるようになりますが、3Dソフトの方で確認しながら進めたほうがよいと思います。
ここからCinema4Dでの作業になります。

ウィンドウ上部になる立方体タブを長押しで出てくるパレットに「フィギュア」というのがあるのでこれをクリック。
レイヤーにフィギュアが追加され、属性パレットに項目が追加されるので一般的な身長170cmに設定します。

合成しようと想定している場所に配置してみて、頭と足の位置を確認して覚えておきましょう。
また、フィギュアに当たる太陽光と落とす影も要チェックです。

実際にレタッチしていきます

今回は上の写真についての合成をしてみます。パース左側からお家に帰るイメージで足元の角度も緩めですね。

ちなみに最終出力がA3程度の建築パースでのレタッチであれば、
MrCutOutでダウンロードできるデータサイズは「小」で十分かとおもいます。

C4D上で確認した大きさを基準に写真を配置します。(上画像左)

そのままでは明度が高いので、元画像に馴染むよう「明るさ・コントラスト」で調整。
その後、「色相・彩度」で彩度の項目をマイナスにもっていくとうまく行きやすいです。

太陽光のあたる角度や落とす影の大きさは問題なさそうですので、
影を少し強調するだけでよいかと思います。(上画像右)

このような形でレタッチが完了しました。
お母さんがこちら向きなのが少し気になりますが(汗)、よい感じにまとまったのではないでしょうか。

ちなみにこちらが背面スタイルの人物写真のレタッチ結果になります。
残念ながら太陽光の当たる方向がパースと逆なんですよね。言われないとわからないレベルではあるのですが・・・。

今回は「建築パース制作に利用できる人物データとレッタッチテクニック」を解説いたしました。
建築を学んでいる学生さんや建築パースを勉強中の方々に役立つ内容となっているのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Comments & Trackbacks

*
*
* (公開されません)