
「建築パースのプロが進める3DCGソフト4選」で紹介した
3DCGソフト・「Blender」をなぜ厳選したのかより深く掘り下げて紹介していこうと思います。
Blenderの概要
オランダ生まれのオープンソースの統合型3DCGソフト。
誰でも無料で使えるのに、その機能は3dsMAXやMAYAなでのハイエンドクラスと同等という魅力的なソフトです。
単体でも十分強力ですが、有料・無料のアドオン(機能拡張、プラグイン)も多数あり
機能を追加して、より扱いやすくしたりできます。
厳選基準
価格
無料。これはとても大きいですよね。
ちょっとした興味の段階で実際にソフトをいじってみることができるのは素敵な環境ですし、
習得段階でのコストがかからないというのもとてもありがたいです。
情報の豊富さ・学習のしやすさ
ソフト自体の使い方といった面では色々な書籍が発売されています。
建築パースを作る目的で構成されたものはないので、興味のある分野について説明してくれているものを選んで学びましょう。
海外の情報になりますが
Blenderを利用して建築パースを制作している有名どころは「Poliigon」でしょう。
基本有料なので以前の記事「無料で利用できるテクスチャ配布サイト」では紹介してませんが、素材配布でも有名です。
youtubeチャンネルでいろんなジャンルについて解説してくれるのでチェックしましょう。
2021年1月25日追記
和歌山大学システム工学部の床井浩平准教授による
3Dモデリングソフト「Blender」の操作を0から学べる1,400ページの解説書が無償公開
素材の充実
素材はほぼないと思ってよいです。
形状をインポートしてマテリアルは自分で設定しましょう。
「EVERMOTION」や「Viz People」では少しづつですがBlenderの素材が増えてきました。
詳細はこちらから
「建築パースに利用できる3Dモデルがダウンロードできるサイト7選」
レンダリング画像の美しさ
サードパーティレンダラーのV-rayがBlenderでも利用できます。ある程度のクオリティは担保されているようなものです。
また高速で高品質なレンダリングができるアドオンもあるようです。
将来性
無料で利用できることから、今後もユーザー数を増やしていくことでしょう。
期待度でいうとダントツです。
これから、よりBlenderが3DCGソフトの中心になっていくと思われます。
3dsMAXやMAYAのインディー版が出てきたように、ユーザー側にとってよい影響を及ぼしてくれることを期待します。
Blender まとめ
いいところ
とにかく無料。
にもかかわらずハイエンドソフト同等の機能が利用できる。
MacOSも対応。
残念なところ
サポートがない。
独断採点
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