【初心者向け】「鳥瞰パース」とは?その作り方と利用方法を解説

いろいろな呼ばれ方をする建築パースについて整理し解説することで、その違いや制作方法などの情報を掘り下げて解説していこうと思う。
今回は「鳥瞰パース」について。
ある程度その意味をイメージできる方ばかりだと思うが、改めて真っさらな気持ちで読んでみて欲しい。
いままで知らなかった内容や気づきが見つかるはずだ。
【この記事の要約:30秒でわかる結論】
- 結論:俯瞰(鳥瞰)視点のパースは、空間全体の配置・動線・関係性を一望で伝える設計手法であり、熟考した画角設計と視線誘導に基づいて成立させることが説得力ある成果物の条件である。単に上から見下ろすだけではなく、視線の入口・焦点・出口を論理的に設計することが成果物の品質を左右する。
- 独自の視点: 俯瞰パースは静止画で空間全体の情報を明確に伝達するための情報設計行為である。プロはカメラ位置・俯瞰角度・視界限界・焦点距離を目的基準として選定し、どの情報を強調し、どの情報を整理すべきかの判断基準を持って構図を整える。こうした視点設計の視線誘導が、単なる俯瞰画像と空間理解が成立する成果物の差を生む。
- 読後の結果:読者は俯瞰パースの基本設計視点と判断基準を把握し、目的に応じた空間情報の優先順位を整理した俯瞰構図設計を行えるようになる。
1. 鳥瞰パースとは?

鳥瞰パースとは建物の外観を描いた立体図の一種であり、人の目線で描かれるアイレベルと異なり、鳥の目線のように上空から全体像を見下げた画角によるものを言う。
比較的規模の大きな計画利用され、その全体像が把握できることを目的として制作される。その分、人の目線で描かれるアイレベルに比べて対応する箇所が多くなり、手間や時間がかかる。
残念ながら実現しなかった、ザハ・ハディドアーキテクツの新国立競技場・完成予想図である建築パースはこの鳥瞰パースにあたり、多くの方が見たことあるのではないだろうか。
2. 鳥瞰パースの作り方

基本的には、【初心者向け】「CGパース」とは?その種類・制作方法や価格を解説や外観パースの記事で解説した、CGパースの作り方と同様の工程をたどる。
通常アイレベルの外観パースと異なり、普段では見えない箇所も反映しなければならないため、多岐にわたるディテールの知識が要求される。また、特殊な角度から人や樹木等の合成が必要となるため不自然にならないようより一層の注意が必要となる。
3. 鳥瞰パースはどんな使い方がある?

鳥瞰パースを制作して実際にどういった利用方法があるのか解説していこう。
3-1. 不動産(マンション・住宅)
不動産広告において利用される鳥瞰パースは、開発分譲、集合住宅、造成地あたりだろう。どれも規模が大きなものばかりだ。通常のアイレベルでは表現・把握しきれない範囲を1枚の画の中に納めるので、多様な場面を訴求することができる。
3-2. 建築コンペ
計画の全体像を表現するには鳥瞰パースが適している。建物自体の構成や周辺環境との調和など、提案しようとしている計画がどれだけ魅力的なものかを伝えるためには必須である。何枚ものアイレベルのパースを用意するよりも、1枚の鳥瞰パースでの表現が効果的な場面は多いだろう。
4. 鳥瞰パースまとめ
以上が鳥瞰パースについて理解を深めるために解説した内容となる。
通常の人目線のアイレベルではなく上から全体を見渡す構図となるため、インパクトやその効果はとても大きい。ただその分制作するための費用や時間は、より多く必要となってくるので注意が必要だ。
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