【建築パース】カラールックアップ・レタッチテクニック

【建築パース】カラールックアップ・レタッチテクニック

建築CGパース制作において、photoshopでの最終的なレタッチ作業はとても重要です。

3Dソフトで時間をかけて試行錯誤した結果も、レッタッチすればすぐに同様の効果が得られてしまいます。

アニメーションを行う必要がなく、ある程度のクオリティでよい場合は積極的に2D作業に頼ってしまいましょう。

今回紹介するテクニックは「カラールックアップ」。
とても強力な機能なのにあまり知られてないのではないでしょうか。使い方はとても簡単です。

【この記事の要約:30秒でわかる結論】

  • 結論:Photoshopのカラールックアップ(3D LUT)を使うと、パースの印象を簡単に変えられる。内観パースには「FallColors.look」と「Kodak 5218 Kodak 2383」をよく使う。
  • 独自の視点:アニメーションが不要で一定の品質でよい場合は、3Dで試行錯誤するより2Dのレタッチに頼る考え方である。不透明度で強さを調整し、マスクで適用しない場所を外す。
  • 読後の結果:カラールックアップの出し方と、LUTの選び方・強さの調整方法が分かる。

まずはPhotoshopCCにて、モードをRGBにします。CMYKでは使えません。

Photoshopの画面。左は色調補正パレットで、2段目右端のグリッド状アイコン(カラールックアップ)を黄色い矢印が指す。中央のレイヤーパレットに「カラールックアップ 1」の調整レイヤーが追加され、右の属性パレットで「3D LUT ファイル」を開くと2Strip.look、Candlelight.CUBE、DropBlues.3DL、FallColors.look、filmstock_50.3dl、Fuji ETERNA 250D、Kodak 5218 などのプリセット一覧が並ぶ

色調補正パレットの2段目右のグリッド状アイコンをクリックすると、カラールックアップというレイヤーが追加されます。

属性パレットにカラールックアップの項目があらわれるので、一番上の「3D LUT ファイル」をクリックしてみます。
すると設定が施されたLUTたちがあらわれるので、それらを選んでどのような効果が反映されるか確認していきます。
シンプルな内観パース画像を用意しましたのでこちらにそれぞれ効果を反映させていきます。

カラールックアップ適用前の元画像。マンションLDKの内観CGで、左にグレーのキッチンと大理石柄の壁、中央に木のダイニングテーブルとグレーの肘掛けチェア、右にグレーのL字ソファと青いクッション・青いラグ、奥は天井まで届く大開口とグレーのカーテン
Original image
同じLDK内観CGにCandlelight.CUBEを適用した状態。全体の彩度が大きく落ちてクッションやラグの青が失われ、黄緑がかった暖色寄り・低コントラストの落ち着いた色調になる
Candlelight.CUBE
同じLDK内観CGにCrisp_Warm.lookを適用した状態。コントラストが強まり床や木部が暖かいオレンジ寄りに、ソファとクッションの青は鮮やかさを保ったまま明暗差がはっきりする
Crisp_Warm.look
同じLDK内観CGにDropBlues.3DLを適用した状態。名前のとおり青の彩度だけが抜け、クッション・ソファ・ラグがほぼ無彩色のグレーになり、木の床の色は残る
DropBlues.3DL
同じLDK内観CGにFallColors.lookを適用した状態。全体が明るく持ち上がり、白い壁と天井が柔らかく飛び気味になる一方、青いクッションと木部の色みは残る
FallColors.look
同じLDK内観CGにfilmstock_50.3dlを適用した状態。ハイライトが明るくなり、影がシアン寄りに転んで、フィルムのようなやや硬めのコントラストになる
filmstock_50.3dl
同じLDK内観CGにFuji ETERNA 250D Fuji 3510.cubeを適用した状態。全体が青緑寄りに転び、彩度は控えめでキッチンや天井にシアンのかぶりが乗る
Fuji ETERNA 250D Fuji3510.cube
同じLDK内観CGにFuji ETERNA 250D Kodak 2395.cubeを適用した状態。明るさが上がってやや青緑寄りに転び、白い壁と天井が明るく抜ける
Fuji ETERNA 250D Kodak2395.cube
同じLDK内観CGにKodak 5218 Kodak 2383.cubeを適用した状態。明るくニュートラルな色調で、白がすっきり抜けつつ青いクッションと木の床の色が自然に残る
Kodak 5218 kodak 2383.cube

だいぶ印象が変わる効果が適用されるのがわかったかと思います。
この画像に関しては、「DropBlues.3DL」が一番よい結果を得られました。

私がよく使うのは「FallColors.look」「Kodak 5218 Kodak 2383」です。
特に内観パース作成時によい効果が得られます。

不透明度で強さを調整したり、マスクを利用して適用したくない場所を設定したりして利用します。

カラールックアップを利用するには
RGBモードにて色調補正パレットより選択
色々ある設定を当ててみて好みの効果を見つけ出しましょう。
おすすめは「FallColors.look」「Kodak 5218 Kodak 2383」です。

こちらの記事でもカラールックアップを利用したレタッチ方法を紹介しています。
弊社ではいろいろな場面で利用しています。
>>【建築CG】簡単雰囲気アップ!レタッチテクニック【初心者向け】

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