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360°画像を利用したバーチャルツアー制作を解説

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    360°画像を利用したバーチャルツアー制作を解説
    why
    クライアントへの訴求にバーチャルツアーの利用を検討している方
    バーチャルツアーそのものを理解したい方


    「よく見る部屋の中をぐりぐり動くやつはどうやって作るの?」
    「制作を依頼すれば全部やってくれるんでしょ」
    「依頼するにはなにが必要?」

    そんなことを考えている方に向けた記事になる

    今回ご紹介する内容は

    360°パノラマ画像を利用したバーチャルツアー制作を解説

    読書さんへのメッセージ

    以前のブログ記事「360°パノラマVRを作ってみた」にて、おおまかにパノラマVRの制作工程を紹介した。
    ありがたいことにバーチャルツアーの問い合わせや依頼をいただき、そのしくみや制作方法を説明するのだが、理解をいただくのがなかなか難しい。

    そこで建築CG制作会社として出来ることと、バーチャルツアーを運営・管理していく側が行わなければならないことをまとめてみようと思う。

    弊社ではバーチャルツアーの素材となる360°画像を、CG技術を利用して制作する。基本的にできることはここまでである。
    その後、管理側で専門サイトに有料登録し、その画像を利用してバーチャルツアーを構築していくことになる。

    今回は、弊社制作のマンションインテリア・バーチャルツアーを、RICOHさん提供「THETA 360.biz」を利用しながら解説していく。
    目的に応じて、なにを行わなければならないかが理解していただけるはずだ。

    1. 今回制作するバーチャルツアーを紹介

    まず最初に今回制作するバーチャルツアーを見ていこう。
    一般的な分譲マンションのそれぞれの部屋を行き来できるような構成となっている。

    平面図と連携されており、見ているポイントと方向が示されるのでとてもわかりやすいのが特徴である。


    2. 用意するもの

    見ていただいたバーチャルツアーは、左上の平面図(マップ)にあるポイント地点に、それぞれ360°画像が用意され、そのポイントをクリックすることで移動・画像表示ができるしくみである。


    2-1. 部屋毎のパノラマCG画像

    今回は、リビングダイニング/キッチン/洗面所/廊下/洋室1・2・3の計7か所のパノラマ画像が必要である。
    通常の内観パースを作成する方法と同様、一般図・仕様書等の情報から3次元化していき、360°カメラの設定を行い画像を生成する。
    一般的なアスペクト比は2:1、4000×2000ピクセルが主流である。

    360°パノラマ画像の例。上下左右すべての範囲が一枚に収まったもので、全天球画像と呼ぶ。
    視点位置から二面もしくは三面の壁を見る一般的な内観パースと異なり、四周すべてが見える状態な為、制作対応しなければならない範囲は自ずと増え、その分手間もかかる。尚、CG制作会社として、対応可能な範囲はここまでである。

    2-2. 平面図

    バーチャルツアーの左上に表示される平面図が必要となる。jpg形式の画像で用意しておこう。
    また、図面がなくてもツアー画面下部にサムネイルを表示させて移動させる方法もある。


    3. THETA 360.bizでツアー作成

    ここからはRICOHさんの提供する「THETA 360.biz」サイトでの作業になる。登録(クレジットカード必要なし)すれば1か月無料で利用することができる。


    登録後、表示されるトップ画面の編集メニューよりツアー>「ツアーを作成」をクリック


    ツアー作成画面が表示される。わかりやすいようにツアータイトルをつけておこう。
    また、マップのウィンドウに平面図のファイルをドラッグ&ドロップで追加しておく。


    下段の360°画像のウィンドウに用意したパノラマ画像を一式追加する。ファイル名はそのままツアーウィンドウに表示されるので、適当なものに変更しておく必要がある。


    追加したパノラマ画像をドラッグして、平面図の該当する箇所にドロップするとポイントが追加される。
    360°ビューウィンドウにはそのパノラマ画像を変換したプレビューが表示され、最初に表示する方向やアノテーション(注釈)が追加できる。


    リビングダイニングのシーンはバルコニー側を向いている状態だが、平面上のポイントはキッチン側を向いてる表示になっている。これを修正するには、扇状の箇所をクリックすると色が濃く表示され編集可能の状態になる。それをクリック&ドラッグで希望の方向まで調整しよう。


    洋室1にも同様の対応を行い、ポイントを追加していく。


    ここでウィンドウ上部のプレビューより、これまで制作したものを確認してみよう。


    現状、平面図上の赤いポイントをクリックするか、左下のアイコンクリックで画像一覧を表示させて場所を移動することしかできない。画面上にリンクと呼ばれる隣接する部屋名を表示させ、移動をスムーズにできる設定を行う。


    マップウィンドウより、リンクをクリックして設定画面へ。移動させたいポイントをクリック&ドラッグで結ぶとラインが表示される。


    プレビューで確認してみよう。これでツアーのウィンドウに移動リンクが表示される。


    同様の対応をそれぞれのパノラマ画像に対して行う。
    たまに表示方向を修正したいが扇状アイコンが表示されない場合がある。設定項目が「リンク」になっているだけなので、「選択」に戻せば表示されるようになる。

    以上でシンプルなバーチャルツアーの制作は完了である。上部右側にある青色の「登録」ボタンを押して終了しよう。


    4. ツアーをWebサイトに埋め込む

    制作が完了したツアーを、自分のサイトに表示させよう。設定はとてもシンプルで簡単である

    ツアー一覧より、表示させたいツアーを選択した後、表示されるウィンドウの右下にある「埋め込みHTMLコード発行」ボタンをクリック。ポップアップで表示されるHTMLコードを、自サイトに埋め込むだけである。
    一番最初にご覧いただいたツアーもこの方法でこのページに埋め込んでいる。


    5. 360°パノラマ画像を利用したバーチャルツアー制作解説 まとめ

    以上がRICOHさんが提供する「360°THETA biz」を利用したバーチャルツアーの制作方法である。
    非常にシンプルで簡単に制作できることを理解していただけたであろう。

    今のところ、「360°THETA biz」のようなサービスを利用してツアーをサイトで紹介する方法が主流。
    月額の費用によって表示できるツアーの数制限があるので、契約前に目的に合ったプランを選択する必要がある。

    VRソフトを利用してツアーをエクスポートできる場合を除き、建築CG制作会社としては、360°のパノラマ画像素材を制作・提供するまでが対応可能な範囲であることが多い。また、ツアーを運営する側としても、メンテナンス含め、このようなサービスサイトに登録して管理するほうがメリットが多いだろう。

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    >>【3DCGを学ぼう】360°パノラマVRとはなにか【建築パース制作】

    >【Cinema4D】360°パノラマVRを作ってみた【建築パース】

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    コメント

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